(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版
文献ID:S0020101
Evidence Level
II
目的
慢性膵炎と膵癌についての総説
研究施設/組織
国立長寿医療センター病院先端医療部
研究期間
1973〜2002年
対象患者
慢性膵炎の955例のうち死亡例65例
介入
なし
主要評価項目
慢性膵炎患者の死因を検討
結果
自験例の慢性膵炎患者の死因は,悪性腫瘍が29例/65例 (45%) (うち膵癌は9例) である。慢性膵炎全国集計でも悪性腫瘍合併では膵癌が最も多い。慢性膵炎経過中に発生する膵癌の診断は容易ではない。
結論
慢性膵炎の膵癌のリスク比は一般人口に比べて約10〜20倍高い。
作成者
西野隆義,白鳥敬子
コメント
慢性膵炎の膵癌発症を概説。