(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版
文献ID:S0020098
PMID:
10415865
Evidence Level
I
目的
遺伝性膵炎と膵癌についてのsystematic review
研究施設/組織
Department of medicine, Division of Gastroenterology and Hepatology, university of Pittsburgh, USA
研究期間
明記されず
対象患者
明記されず
介入
なし
結果
遺伝性膵炎の膵癌発症の危険度は53倍であり,喫煙の膵癌発症危険度の25倍である。しかし,膵癌の発症の危険度は,遺伝子異常に起因するのではなく,膵炎の罹患期間に依存する。
したがって,現時点では,遺伝性膵炎患者に対するスクリーニングは必要ない。
結論
現時点では,遺伝性膵炎患者のスクリーニングは必要ない。
作成者
西野隆義,白鳥敬子
コメント
Systematic reviewであり,信憑性は高い。