有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン
文献ID:S0016603
PMID:
9335446
方法
便潜血検査化学法
AF(Analytic Framework)
3
研究方法
検査精度
検診方法
便潜血検査化学法:Hemoccult II,食事制限なし
対象数
30,215人
対象集団の特性
フランスカルバトス地方の地域住民45〜74歳
対象集団の設定条件
フランスカルバトス地方の地域住民(45〜74歳)に対して,1991年4月から1994年5月に検診の案内を送付.受診率は男性:39.2%,女性:47.1%
評価指標
大腸がんに対する感度(滞在時間考慮)
評価指標の把握
便潜血検査陽性者に対して施行した内視鏡検査および潜血陰性者についてはがん登録によりがんを把握
結果
感度算出法により異なるが,47〜75%.滞在時間2.24〜4.94年.従来法では,滞在時間が最も短く(2.24年),感度が高く(75%)に見積もられるが,モデルによる推計では感度は50%となる.部位により,滞在時間は異なり,近位大腸3.5年,遠位大腸6.4年,直腸2.6年であった.
不利益
記載なし
研究全般に関するコメント
がんの滞在時間(mean sojourn time)を考慮して部位別に便潜血検査の感度を推計したものである