有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン

文献ID:S0016546

著者

野崎良一/田中長利/多田隈奈津子/守田則一/高野正博

出典: 早期大腸癌/ 5巻, 2号, 179-84頁/ 発行年 2001年

方法

S状結腸鏡

AF(Analytic Framework)

4

研究方法

その他

検診方法

軟性S状結腸内視鏡 (FS) と便潜血検査免疫2日法 (FOBT) によるスクリーニング.

対象数

FS+FOBTの受診数41,765人
FOBTの受診数195,753人

精検受診率

FS+FOBT群は91.7%
FOBT群は75.2%

対象集団の特性

男女比は約2:3.
40-60歳代が約80%,50-60歳代が約60%.

対象集団の設定条件

日本での検討.熊本県の一病院で1992年4月から1995年3月までの集検成績.

評価指標

がんやポリープの発見率・FOBT陰性がんの特徴・偶発症発生頻度など.

評価指標の把握

記載なし

結果

FOBT群の発見率は,がん0.18% (早期がん67.2%),腺腫は1.22%.
FOBT陰性でSSを併用した群の発見率は,がん0.16% (早期がん89.7%),腺腫は6.88%.
FOBT偽陰性がんは,深達度mや大きさ10mm以下の病変が多かった.
FSを施行した41,765人において穿孔・出血などの問題となる偶発症を認めなかった.

不利益

FSを施行した41,765人において穿孔・出血などの問題となる偶発症を認めなかった.

研究全般に関するコメント

熊本県の一病院における集検結果をもとにした報告で,SSを加えることでFOBT単独より,腺腫やより早期のがん発見が増加する,という主旨.
FSには細径の大腸ビデオスコープを用い,3ヶ月以上の内視鏡トレーニングと500例以上のFSを経験した内視鏡医がFSを施行した.内視鏡機器の選択と内視鏡医の訓練により,FS検診を安全に行える可能性があると思われる.

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