有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン

文献ID:S0016544 PMID: 8646956

著者

Kewenter J/Brevinge H

出典: Dis Colon Rectum/ 39巻, 6号, 676-80頁/ 発行年 1996年

方法

S状結腸鏡

AF(Analytic Framework)

4

研究方法

その他

検診方法

軟性S状結腸内視鏡検査(FS)
全大腸内視鏡検査(TCS)
注腸X線検査(BE)
開腹術

対象数

FS:2,108人
TCS:190人
BE:1,987人
ポリペクトミー:513人
開腹術:104人

対象集団の特性

60-64歳,性不明

対象集団の設定条件

Goteborg住民

評価指標

偶発症の発生率

評価指標の把握

記載なし

結果

FSでは穿孔・出血はなし.BEでは偶発症はなし.
TCSによる穿孔1人(0.53%).
ポリペクトミーによる穿孔4人(0.78%),手術を要した出血1人(0.19%).
開腹術後の再開腹5人(4.8%).
いずれの手技においても偶発症による死亡例はなかった.
なお,9例において悪性疾患が否定できず,診断目的で手術が施行された.

不利益

上記のとおり

研究全般に関するコメント

スウェーデンにおける大腸がん検診成績をもとに,便潜血検査陽性者に対する精密検査や治療の偶発症を検討した報告.精密検査はFSとBEをまず行い,その所見に応じてTCSを行った.検査による偶発症はかなり少ないが,ポリペクトミーによる重篤な偶発症や開腹術後の再開腹は少なからず報告されていた.偶発症による死亡例を認めなかったことから,著者らは検診が大腸がん死亡を減少させるなら,これらの偶発症発生率は容認できるとしている.

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