(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

文献ID:S0007647 PMID: 8316882

著者

Tullberg T/Rydberg J/Isacsson J

出典: Spine/ 18巻, 7号, 843-50頁/ 発行年 1993年06月

研究デザイン

4. RCT (Randomized Controlled Trial)

Evidence Level

Level 4

研究施設

ST. Gorans Hospital, Krokinska Hospital, Stockholm, Sweden

目的

腰椎椎間板ヘルニアに対し顕微鏡視下手術、標準手術のどちらかにランダマイズした症例を経過観察し、enganced CTと臨床症状を観察し評価する。

対象患者

CTにて単一椎間の椎間板ヘルニアが確認された63例中50例が対象となった。乱数表にて標準手術か、顕微鏡視下手術かを決定している。

症例数

50

主要評価項目とそれに用いた統計手法

contrast-enhanced CTを術後1-2カ月後、および1年後に撮影し、診察を行った。CTは画像計測を行い、臨床症状はVAS を用い評価している。
統計はMann-Whitney U-test、Kruskal-Wallis test、Spearman rankingを用いている。

結果

手術の1年後に、16人の患者でposterior disc protrusionを示し、47人は瘢痕組織を認め、13人では神経根の転位を認めた。

結論

顕微鏡視下手術を行った患者で、瘢痕組織がより少ないということはなかった。術後の画像上の変化は腰痛、下肢痛との間に明確な相関関係を示さなかった。

作成者

野村 武

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