(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

文献ID:S0007599 PMID: 3192567

著者

Szypryt EP/Twining P/Wilde GP/et al.

出典: J Bone Joint Surg Br/ 70巻, 5号, 717-22頁/ 発行年 1988年11月

研究デザイン

5. CCT (Controlled Clinical Trial)

Evidence Level

Level 5

研究施設

Harlow Wood Orthopaedic Hospital
University Hospital(英国、Nottingham)

目的

腰椎椎間板ヘルニア診断において、MLGに対する低磁場MRIの有用性を検討する。

研究期間

記載なし

対象患者

42人(男28、女14 ; 16-58歳、平均年齢31.4歳)のヘルニア患者。全例、腰痛と同等かそれ以上の坐骨神経痛あり。MRI(0.15テスラ) ; 全例で施行。MLG(メトリザマイド) ; 41人で施行。CT ; 1人。Independent authors 二人が、MRI、 MLG、CTを別個に検討する。判定は、三段階に(definitE, probablE, doubtfull)。

症例数

42

対象人種

英国人

介入

なし

主要評価項目とそれに用いた統計手法

MLGは、硬膜柱の前方・前側方の圧排、神経根陰影の欠損・偏位・扁平化をヘルニアと判定。
MRIは、T1、T2、STIRにて撮像し、評価した。二人のblinded observerが、夫々の画像を読影。
統計学的解析は無し。

結果

5/Sが22例(52%)、4/5が19例(45%)、両方が1例。30例(33椎間)/42例が、手術施行。9例 ; chemonucleolysiS,3例 ; 手術実施せず(症状軽快)。確診(definite とprobable) ; MRI:95%、MLG ; 87%。手術例(33椎間)での検討 ; 29椎間(88%)で確診(高位とヘルニアのタイプ)。false negative 無し、false positive 2例。V.S. MLGの確診率は。24/32椎間(75%)。
MRIの場合と同じ2例が、false positiveだった。その他、1例でfalse negativE、5例で診断に疑問。

結論

MRIは、MLGに比し、より診断精度の高い検査法であり、false negativeの症例を作らない。
false positiveの一例は、脊柱管狭窄を伴う症例。もう一例は、明らかに椎間板の突出が確認された例(診断よりも、手術自体の問題か?)。

コメント

症例は、それほど多くなく、かつstudy designにも少し問題あり。かつ、低磁場のMRIを使用しており、些か「時代遅れ」の研究の感がある。しかし、ヘルニア診断におけるMRIの重要性を強調した論文であり、それなりの価値はある。

作成者

白土 修

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