(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン
文献ID:S0007565
PMID:
7997933
研究デザイン
7. Case-Control Study
Evidence Level
Level 6
研究施設
Department of OrthopedicS, University Hospital, UmeA, Sweden.
目的
CTを用いて脊柱管と椎間板ヘルニアの大きさを計測し、これらと臨床症状との関係を検討すること。
対象患者
椎間板ヘルニア患者30例、年齢14-49歳
症例数
30
介入
保存的治療中の椎間板ヘルニア患者の腰部CTを3ヵ月後、24ヵ月後の3回施行した。脊柱管に対する椎間板ヘルニアの大きさの割合を表す指標として、面積比率、横径×前後径の積の比率、前後径の比率の3つの方法で求めた。CT 撮影時期に合わせて臨床症状と理学検査所見を記録した。
主要評価項目とそれに用いた統計手法
CTを用いた脊柱管と椎間板ヘルニアの大きさ
t test、相関係数
結果
脊柱管に対する椎間板ヘルニアの大きさの割合を表す指標として、面積比率、横径×前後径の積の比率、前後径の比率の3つの方法で求めた値はそれぞれ良く相関した。経時的にヘルニアの大きさは減少した。
結論
横径×前後径の積で求めたヘルニアの大きさは良い指標となる。
作成者
宮本雅史