(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

文献ID:S0007564 PMID: 11193500

著者

Miyamoto H/Saura R/Harada T/et al.

出典: Kobe J Med Sci/ 46巻, 1-2号, 13-28頁/ 発行年 2000年04月

研究デザイン

8. Case Series

Evidence Level

Level 7

研究施設

神戸大学、日本

目的

LDHの神経根障害のメカニズムにおいてCOX-2の役割を明らかにする。

対象患者

椎間板ヘルニア手術症例13人、平均41歳

症例数

13

介入

ヘルニアの椎間板組織を免疫組織学的に観察した。ヘルニア培養細胞を炎症性サイトカインにより刺激し、COX-2の発現を観察した。
コントロールとしてburst fracture 3例の椎間板を用いた。

結果

術中採取したヘルニア組織を免疫組織学的に検討し、組織内にCOX-2、インターロイキン-1β およびTNF-α の局在が認められた。またヘルニア培養細胞をインターロイキン-1βおよびTNF-αで刺激してCOX-2 mRNAが誘導されること、このPGE2生産はCOX-2の選択的抑制因子である6-methoxy-2-naphtyl 酢酸(6MNA)によって、明確に抑制された。

結論

椎間板ヘルニアにおける坐骨神経痛の発現において、COX-2や炎症サイトカインが重要な役割を演じている。

作成者

元文芳和

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