(旧版)腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン

文献ID:S0007560 PMID: 8331104

著者

Toyone T/Takahashi K/Kitahara H/et al.

出典: J Bone Joint Surg Br/ 75巻, 4号, 529-33頁/ 発行年 1993年07月

研究デザイン

8.Case Series

Evidence Level

Level 7

研究施設

千葉大学

目的

ヘルニアにより圧迫された神経根の変化を調べる。

研究期間

1991年1月-1992年3月

対象患者

25名の腰椎椎間板ヘルニアによる片側の坐骨神経痛患者

症例数

25

介入

MRI でヘルニアを確認。JOA スコアで評価。7例は保存的、18例は手術的治療を施行。 MRI でのエンハンスの状態を治療の前後及び反対側(健側)の神経痛との間で比較した。

主要評価項目とそれに用いた統計手法

MRI による神経根造影の効果と臨床所見(JOA score)との関連。

結果

25例中17例で障害神経根にエンハンス効果が認められた。エンハンスの状態をgrade 0(エンハンスなし)8例、grade 1 (神経根の一部に限局した造影)7例、grade 2 (神経根が瀰漫性に増強される)10例に分類した。JOAスコアはgrade 0で16.0点、grade 1で14.0点、grade 2で11.4点でgrade 0とgrade 2の間に有意差を認めた。神経根が造影された17例中15例でSLRテストが50度以下であり、神経根の造影とSLRテストの角度には関連が見られた。神経根が全体的に増強された10例では手術後3月目では増強効果は消失していた。

結論

造影MRI は病的な神経根を造影し、造影の程度は坐骨神経痛の強さを反映した。造影MRI は障害神経根の診断と坐骨神経痛の病態の把握に役立つ。

作成者

今野俊介

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