「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」厚生科学研究補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野)

文献ID:S0005339 PMID: 7977575

著者

The Italian-American Cataract Study Group

出典: Am J Ophthalmol/ 118巻, 5号, 623-31頁/ 発行年 1994年

Ev level

IV

対象患者と研究施設

医療機関個別方式に基づく症例対照研究で確認された45-79歳の1399例

目的と方法

皮質、核、後嚢下白内障の発症率と進行に関する研究

皮質、核、後嚢下白内障の発症と進行についての検討と、縦断的研究における水晶体混濁分類システム2の有用性評価のために計画した。生存時間解析は、最低3回来院した1193例においてZeissの細隙灯検査とNeitzの徹照水晶体写真より得られたデータを用いて行った。

結果

65-74歳の症例(最多年齢群)における3年間の皮質、核、後嚢下白内障の累積発症率は、それぞれ18%、6%、6%であった。各混濁タイプにおいて、症状の進行は発症よりも高頻度にみられた。ほとんどが進行度分類のミスによると思われる消退は、皮質および核白内障では少なかったが、後嚢下白内障ではかなり多かった。

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