「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」厚生科学研究補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野)

Ev level

III

対象患者と研究施設

超音波乳化吸引術186症例197眼。
Department of Ophthalmology, Arhus University Hospital, Aarhus C, Denmark

目的と方法

4,6mm強角膜切開の術後乱視への影響。
4mmまたは6mm強膜切開で超音波乳化吸引術。
1日、1週、2週、1ヵ月、4ヵ月に乱視を測定。
Mann-Whitney two sample Spearman correlation、カイ二乗検定、Wilcoxon 検定

結果

術後4ヵ月で惹起乱視は4mm切開+0.04 D、6mm切開+0.18 D であった。乱視量は4mm切開で0.61 D、6mm切開で0.77 D であった。Cravy's methodでは1ヵ月から4ヵ月の間に4mmで-0.08 Dから-0.32 Dに6で -0.42 Dから-0.60 D に変化していた。