「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」厚生科学研究補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野)
文献ID:S0005131
PMID:
2207868
Ev level
III
対象患者と研究施設
白内障手術46症例。
Ophthalmology Research Unit, CHUL Research Centre, Laval University School of Medicine, Quebec
目的と方法
非ステロイド消炎剤の散瞳効果。
標準の術前散瞳剤点眼および術中エピネフリン投与に加え、1%酢酸プレドニゾロン、1%インドメタシン、または人工涙液のいずれかを術前4回投与群に割り付けた
術中に瞳孔径を5回測定した。
カイ二乗検定、Kruskal-Wallis 検定、ANOVA
結果
散瞳状態の維持はインドメタシン群で一番強く、次がプレドニゾロン群、最後がコントロール群であった。プレドニゾロンの散瞳効果は軽度である。