「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」厚生科学研究補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野)
文献ID:S0005125
PMID:
10404369
Ev level
IV
対象患者と研究施設
屈折矯正を目的とした白内障手術を施行した138症例
Pacific Eye Center, Brisbane, Australia
目的と方法
正視でない人のための屈折矯正手術としての水晶体摘出術の評価。
1994年から1997年に手術した症例を遡及的に解析
術後視力、屈折誤差、合併症。
Student's t-test
結果
90%以上で裸眼視力が20/40まで回復した。81.2%が20/30以上であった。屈折誤差は-2ジオプター(D)以下が93.5%、-1D以下が78.3%であった。術後合併症として網膜剥離が0.7%、眼内レンズ交換が2.8%、遅発性ブドウ膜炎0.7%、piggyback IOL 2.1%、後発白内障でYAGレーザーを必要とした症例8%、CMEや眼内炎は認められなかった。