「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」厚生科学研究補助金(21世紀型医療開拓推進研究事業:EBM分野)
文献ID:S0005064
PMID:
8512984
Ev level
IV
対象患者と研究施設
加齢に関するボルチモア縦断研究に登録した660例。皮質および核白内障。
ボルチモア
目的と方法
白内障の栄養学的危険因子について検討
2年間追跡。定期的に核および皮質水晶体の写真を撮影。写真撮影の4年前までの血漿抗酸化物質の測定値を調査。
オッズ比、95%信頼区間
結果
β-カロチンとアスコルビン酸濃度はリスクに関与しなかった。α-トコフェロールは核混濁のリスク低下に関係した。オッズ比0.52、95%信頼区間0.27-0.98。中等度のα-トコフェロール濃度は皮質混濁のリスク低下に関与した(OR=0.57、95%CI=0.32〜1.02)。