(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0028329
PMID:
15495066
研究デザイン
MA(メタ) 60の論文を対象
エビデンスレベル
レベルI:システマティックレビュー/メタアナリシス
対象者(疾患/病態)
胃潰瘍 (十二指腸潰瘍も含むが胃潰瘍について独立した解析が行われている)
サンプルサイズ
13試験,1469症例および10試験,1029症例
セッティング
他国多施設
追跡率
不定
予知因子:介入/要因曝露と対照
治療薬:除菌治療
比較薬:抗潰瘍薬治療
エンドポイント(アウトカム)
治癒および再発
主な結果と結論
胃潰瘍の治癒について,抗潰瘍薬治療に対し除菌治療のリスク比は1.32(95%CI: 0.92-1.90)(13試験,1469症例)
胃潰瘍の再発については,除菌治療が無治療に対して有意に優れていることを示した.リスク比は0.28(95%CI: 0.18-0.43)(10試験,1029症例)
効果指標値(95%信頼区間)
胃潰瘍の再発の除菌治療対無治療のリスク比 0.28(95%CI: 0.18-0.43)
コメント
1-2週間の除菌療法はH. pylori陽性胃潰瘍患者の治療に有効な方法である.