(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0028272
研究デザイン
CO(コホート)
エビデンスレベル
レベルIVa:分析疫学的研究:コホート研究
対象者(疾患/病態)
企業健康保険組合員
サンプルサイズ
約8000人
セッティング
その他(企業内診療所)
予知因子:介入/要因曝露と対照
治療薬:H. pylori除菌治療
比較薬:非除菌治療
エンドポイント(アウトカム)
消化性潰瘍医療費総額
主な結果と結論
消化性潰瘍医療費総額は除菌治療前には漸増しており,1995年には2,274.1万円であったが,除菌治療の開始により経年的に減少し,2001年には124.8万円(1995年の5.5%に相当)となった.
コメント
治療効果の評価がない費用分析である.胃潰瘍・十二指腸潰瘍は区別されていない.
Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>
治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 1
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 1
ケアの供給者は盲検化されているか 1
患者は盲検化されているか 1
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1
総スコア 9