(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0028083
PMID:
7614110
研究デザイン
MA(メタ) 1992年9月までのすべての論文で二重盲検のランダム化比較試験を対象
エビデンスレベル
レベルI:システマティックレビュー/メタアナリシス
対象者(疾患/病態)
胃潰瘍
サンプルサイズ
743例
セッティング
他国多施設
追跡率
不定
予知因子:介入/要因曝露と対照
治療薬:Omeprazole
比較薬:Ranitidine
エンドポイント(アウトカム)
治療開始後4週と8週の潰瘍治癒
主な結果と結論
4週における潰瘍治癒率の差は9.9%(3.0-16.8)(P=0.05)(Omeprazole 68.7% vs Ranitidine 58.8%)
8週における潰瘍治癒率の差は6.7%(1.2-12.2)(P=0.02)(Omeprazole 85.6% vs Ranitidine 78.9%)
効果指標値(95%信頼区間)
8週における治癒率の絶対リスク減少 0.067(95%CI: 0.012-0.122)
Number Needed to Treat:14.9(95%CI: 8-83)
統計学的解析法:Mantel-Haenszel法
コメント
HPの除菌をしない場合には,プロトンポンプ阻害薬の方がH2RAよりすぐれている.胃潰瘍治療にプロトンポンプ阻害薬がH2RAよりすぐれていることは明らかである.