(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-
文献ID:S0028041
PMID:
12950604
研究デザイン
RCT
対象者(疾患/病態)
1回以上の除菌不成功例
サンプルサイズ
84例
セッティング
多施設
追跡率
97.6%
予知因子:介入/要因曝露と対照
治療薬:omeprazole 4×40mg and amoxicillin 4×750mg 14日間
比較薬:omeprazole 2×20mg,bismuthcitrate 4×107mg,metronidazole 4×500mg and tetracycline 4×500mg 14日間
エンドポイント(アウトカム)
除菌率
主な結果と結論
intention to treat除菌率は,高用量2剤療法群で75.6%(95%CI: 59.7-87.6),4剤療法群で81.4%(95%CI: 66.6-91.6)で,有意差はなかった(p=0.60).
効果指標値(95%信頼区間)
統計学的解析法:Fisher's exact test
コメント
高用量2剤療法と4剤療法は,ともに除菌不成功例に有用であった.
Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>
治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 0
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1
総スコア 5