(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

文献ID:S0028003 PMID: 12752349

著者

Malfertheiner P/Kirchner T/Kist M/Leodolter A/Peitz U/Strobel S/Bohuschke M/Gatz G/BYK Advanced Gastric Ulcer Study Group

出典: Aliment Pharmacol Ther/ 17巻, 9号, 1125-35頁/ 発行年 2003年

研究デザイン

RCT

エビデンスレベル

レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による

対象者(疾患/病態)

H. pylori陽性の活動性胃潰瘍症例

サンプルサイズ

519

セッティング

多施設

追跡率

67.5%

予知因子:介入/要因曝露と対照

PCM群:Pantprazole 40mg+clarithromycin 500mg+metronidazole 500mg(1週間)+Pantprazole 20mg(7週間)
PAC群:PPZ 40mg+amoxicillin 1000mg+CAM 500mg(1週間)+PPZ 20mg(7週間)
PAM群:PPZ 40mg+AMPC 1000mg+MNZ 500mg(1週間)+PPZ 20mg(7週間)

エンドポイント(アウトカム)

H. pylori除菌率と内視鏡的治癒率

主な結果と結論

4週治癒率はPAM 91%,PCM 90%,PAC 88%で,8週治癒率はPAM 97%,PCM 98%,PAC 100%で群間に差はなかった.4週目では15mm以下の潰瘍は除菌成功群で除菌失敗群と比べ有意に治癒率が高かった.除菌率PP(ITT)はPAC 89%(67%),PCM 83%(68%),PAM 76%(60%)でPACとPAMに有意差があった.

効果指標値(95%信頼区間)

Odds ratio:5.2(3.3-8.3)

コメント

潰瘍の治癒速度は潰瘍サイズに依存するが,除菌の成否にも影響を受け,除菌成功群での潰瘍治癒率は高い.

Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>

治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 0
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1

総スコア 5

アブストラクトテーブル用記述

活動性胃潰瘍の初期治療においては,除菌治療のみでは不十分であり,除菌治療後にPPIによる潰瘍治療が必要である.

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