(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

文献ID:S0027983 PMID: 7698617

著者

Rokkas T/Karameris A/Mavrogeorgis A/et al.

出典: Gastrointest Endosc/ 41巻, 1-4頁/ 発行年 1995年

研究デザイン

RCT

エビデンスレベル

レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による

対象者(疾患/病態)

出血性十二指腸潰瘍(オメプラゾール20mg/日 4週間 p.o. 潰瘍治癒後)

サンプルサイズ

31

セッティング

一般病院

追跡率

100%?

予知因子:介入/要因曝露と対照

O群:オメプラゾール20mg t.i.d. 2週間
O+A群:オメプラゾール20mg t.i.d.+アモキシリン500mg q.i.d. 2週間

エンドポイント(アウトカム)

再出血

主な結果と結論

        除菌     再出血例
O群     13.3%      5/15
O+A群   81.3%      0/16 (P=0.18)

Hp除菌は出血性十二指腸治癒後再出血を有意に抑制する.

効果指標値(95%信頼区間)

リスク比 Number Needed to Treat
(95%CI)
統計学的解析法:?

コメント

観察期間中にNSAIDを使用しないように指示したとしめされているが,追跡率や実際のNSAID内服有無の記載はされていない.

Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>

治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 0
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 0
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 1
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 0

総スコア 3

アブストラクトテーブル用記述

除菌は出血性十二指腸潰瘍の再出血予防に有効

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