(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

文献ID:S0027977 PMID: 12030956

著者

Levine JE/Leontiadis GI/Sharma VK/et al.

出典: Aliment Pharmacol Ther/ 16巻, 1137-42頁/ 発行年 2002年

研究デザイン

MA(メタ)

エビデンスレベル

レベルI:システマティックレビュー/メタアナリシス

対象者(疾患/病態)

出血性胃・十二指腸潰瘍

サンプルサイズ

3477(胃潰瘍:263,十二指腸潰瘍:2214)

セッティング

多施設

追跡率

不明

予知因子:介入/要因曝露と対照

プラセボ

エンドポイント(アウトカム)

再出血率,手術率,死亡率

主な結果と結論

十二指腸潰瘍において,H2ブロッカーの注射はプラセボと比較して再出血率,手術率,死亡率を低下させなかった.

効果指標値(95%信頼区間)

統計学的解析法:Mantel-Haenszel odds ratio

コメント

メタ解析,レベル1,特に十二指腸ULでは採用.H2ブロッカーは対照と比べて差はなかった(有効性なし).

Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>

治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 0
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 0
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 0

総スコア 3

アブストラクトテーブル用記述

十二指腸潰瘍においてH2RA注射の有効性は認められなかった.

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