(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

文献ID:S0027972 PMID: 7555936

著者

Villanueva C/Balanzó J/Torras X/et al.

出典: Endoscopy/ 27巻, 308-12頁/ 発行年 1995年

研究デザイン

RCT

エビデンスレベル

レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による

対象者(疾患/病態)

活動性動脈出血性消化性潰瘍

サンプルサイズ

86

セッティング

一般病院

追跡率

94%

予知因子:介入/要因曝露と対照

オメプラゾール 80mg iu 40mg 8時間毎 iu 4日 20mg/日
ラニチジン 50g iu 6時間毎 12〜24時間 150mg×2/日

エンドポイント(アウトカム)

退院 or 死亡

主な結果と結論

         オメプラゾール群      ラニチジン群
1. 再出血       24%             29%
2. 手術        20%             22%
3. 輸血量      2.4±2.2          2.2±2.1
4. 入院期間    14.1±13.9        15.3±15.4
5. 死亡率       7%              2%

1〜5すべて有意差なし

効果指標値(95%信頼区間)

統計学的解析法:Chi-squared test

Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>

治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 1
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 1
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 0
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1

総スコア 6

アブストラクトテーブル用記述

動脈出血性消化性潰瘍例に対する治療としてオメプラゾールとラニチジンで有効性に差が認められなかった.

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