(旧版)EBMに基づく 胃潰瘍診療ガイドライン 第2版 -H. pylori二次除菌保険適用対応-

文献ID:S0027968 PMID: 3541882

著者

Gray BN/De Zwart J/Andrewarthur L/et al.

出典: Aust N Z J Surg/ 56巻, 723-7頁/ 発行年 1986年

研究デザイン

RCT

エビデンスレベル

レベルII:1つ以上のランダム化比較試験による

対象者(疾患/病態)

出血性胃・十二指腸潰瘍

サンプルサイズ

136例

セッティング

大学病院

追跡率

102/136(75%)

予知因子:介入/要因曝露と対照

プラセボ

エンドポイント(アウトカム)

輸血量,再出血率,手術率

主な結果と結論

急性出血性胃・十二指腸潰瘍において,ラニチジンはプラセボと比較して輸血量,再出血率に差を認めなかった.

効果指標値(95%信頼区間)

統計学的解析法:Mann-Whitney test,Chi-squared test

コメント

プラセボとの比較試験でアウトカムに差はない.

Verhagenらの内的妥当性チェックリスト<スコア基準 はい:1、いいえ:0、不明:0>

治療割り付け:ランダム化されているか 1
治療割り付け:盲検化されているか 0
最も重要な予後因子について群間に差が無いか 1
適格例の基準が決められているか 1
アウトカムの検査者は盲検化されているか 0
ケアの供給者は盲検化されているか 0
患者は盲検化されているか 0
一次エンドポイントの点評価値とばらつきの指標が示されているか 0
治療企図分析(Intention-to-treat analysis)が行われているか 1

総スコア 4

アブストラクトテーブル用記述

ラニチジンは活動性出血性胃・十二指腸潰瘍において,プラセボと輸血量,再出血率,手術率に差を認めない.

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