(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000833
PMID:
10430705
研究デザイン
方法:各種検査による慢性咳嗽の原因疾患の診断 観察期間:慢性咳嗽の診断のために一般的に実施される各種検査に加え,誘発喀痰中の細胞比率を実施した
セッティング
対象者
例数:91名 年齢:28〜76 対象:1996.1〜1997. 12の間に受診した,3週間以上持続する慢性咳嗽を主訴とする新患患者
介入(要因曝露)
主な結果
1)91名中12名がeosinophilic bronchitisと診断された
2)本疾患は可逆的な気道狭窄による症状がなく,スパイログラムやPEF,気道過敏性が正常範囲以内で,喀痰中に好酸球(>3%)を認めるものである結論:本疾患は慢性咳嗽の原因疾患の一つであり,誘発喀痰は咳嗽検索に重要である