(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000827
PMID:
9308510
研究デザイン
方法:1.3mgメタプロテレノールを1日4〜5回吸入(二重盲検,クロスオーバー) 観察期間:各1週間投与 その他:気道過敏性,咳嗽回数,自己評価による咳嗽重症度
セッティング
対象者
例数:19(4名が途中で来院せず,解析より除外) 年齢:55±16 対象:気道過敏性が陽性で,3週間以上持続する慢性咳嗽を主訴とする患者
介入(要因曝露)
主な結果
メタプロテレノールは、
1)喘息群の咳嗽重症度を有意に改善したが,非喘息群では改善しなかった
2)咳嗽回数を両群で有意には改善しなかった
3)喘息群では偽薬もメタプロテレノールも気道過敏性を有意に亢進させたが,非喘息群では,有意な変化を認めなかった
結論:1週間の吸入β2刺激薬の治療後,Cough variant asthmaによる咳嗽のみが有意に改善した