(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000706
PMID:
9927350
研究デザイン
方法:新生児期の気道の発達と機能において環境因子と先天因子の関与が注目されているが,母親の喫煙と乳児喘鳴の関連については明らかではない 観察期間:アンケートにて,出生体重,在胎週数,性別,母親の年齢,教育程度,家族歴,喫煙歴を調査した。平均7.7週(4.9〜12.6週)で肺機能を行った その他:1年間の観察
セッティング
対象者
例数:101 男49 女52 年齢:出生後〜12ヵ月 対象:在胎35週以上で先天異常のない新生児および呼吸器疾患のない乳児
介入(要因曝露)
主な結果
1歳未満で喘鳴を認めた児は28名(男17名,女11名)。出生体重,在胎週数,妊娠中の母の喫煙歴,喘息の家族歴に有意差があり,男児の方が女児より喘鳴が起こりやすい傾向があった。喫煙していた母は44名,出生体重,1歳未満で喘鳴リスクに有意差があった。呼吸抵抗は,喘鳴の有無で有意差があり,母の喫煙でも有意差があった