(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000567
PMID:
8025759
研究デザイン
方法:4週間隔で回吸入誘発試験(二重盲検・交差・1施設) 1日目:ONO-1078(プランルカスト)112.5mg,2カプセルまたは偽薬)。2日目:7:00AM同上服用,10:00AM0.08%Dyデイプロン(ピラゾロン誘導体解熱鎮痛薬)吸入,30分後FEV減少率<20%であれば5倍濃度吸入,以下同様操作
セッティング
対象者
例数:7(女6,男1) 年齢:32〜66 対象:鎮痛薬喘息
介入(要因曝露)
主な結果
1)治療前のデイプロン(解熱鎮痛薬)誘発閾値:0.4%4例,2% 8例。ONO-1078投与後のデイプロン誘発閾値:10%2例,10%以上で誘発されず4例
2)デイプロンPD20:偽薬21.9+ 8.2>ONO31.1+40.3単位(M+ SEM)(p<0.001)
3)ONO-1078血清レベル>0.5μg/mLで完全に抑制される
4)結論:ONO-1078(プランルカスト)はアスピリン喘息の予防に有用である