(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000556
PMID:
8087328
研究デザイン
方法:ザフィルルカスト(Z)5,10,20mg2回/日または偽薬(P) (偽薬対照,二重盲検,多施設) 観察期間:1+6週 その他:症状点数,肺機能,吸入サルブタモール(β2刺激薬)使用量
セッティング
対象者
例数:276(Z 10mg66,20mg 67,40mg 67,P66) 年齢:成人 対象:中等症喘息で吸入β2刺激薬のみ,あるいは同薬とテオフィリン薬を併用し,FEV1.0予測値の40〜75%,喘息点数>10/連続7日間
介入(要因曝露)
主な結果
1)Z群で用量依存的に症状改善あり,副作用増加なし2)有効性(夜間覚醒*,早朝症状点数,日中喘息症状**,吸入サルブタモール使用量***の各減少):Z群>P群(P<0.05) 前値に比し*46%,**26%,***30%減少3)結論:ザフィルルカストは中等症喘息の主観的,客観的喘息重症度を改善する