(旧版)「喘息ガイドライン作成に関する研究」平成11年度研究報告書/ガイドライン引用文献(2000年まで)簡易版抄録を掲載
文献ID:S0000548
PMID:
10424505
研究デザイン
方法:ハイドロフルオロアルケーン(HFA)使用のクロモリンMDI,クロロフルオロカーボン(CFC)使用クロモリンMDI,または偽薬(P)の2mg2回/日(偽薬対照・二重盲検・パラレル・29施設) 観察期間:12週 その他:症状点数,吸入サルブタモール(β2刺激薬)使用量,PEF,肺機能,患者の印象,医師の印象
セッティング
対象者
例数:280(HFA94,CFC91,P95) 年齢:12以上 対象:クロモリン中止により,最低限の症状,肺機能低下を有する喘息患者
介入(要因曝露)
主な結果
1)症状点数 HFA群>P群 P<0.05(差20〜33)
2)吸入サルブタモール使用量 HFA群>A群>P群 P<0.05(差35%)
3)効果に関する患者の印象 HFA群>P(P=0.11) CFC>P(P=0.006)
4)同,医師の印象 CFC群>P群(P=0.001) HFA群>P群(P=0.042)
5)副作用3群間に有意差なし
6)結論:HFA使用クロモリンMDIは12歳以上で安全であり,CFC使用と同等の安全性,有効性を有する