2015年版 循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン
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本ガイドラインは2017年9月7日に選定されています。発行から5年が経過していますが、この度、作成団体より掲載許諾を得られたため2023年2月14日付けで、本文公開することとなりました。
- ※このガイドラインは日本循環器学会、日本心臓病学会より許可を得て掲載しています。
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目次
CQ&HTU一覧 | |||||||
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1. | 抗不整脈薬 | ||||||
CQ1 | 抗不整脈薬を使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
CQ2 | 抗不整脈薬を使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことにより副作用は減少しますか? | ||||||
CQ3 | 抗不整脈薬を使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことにより至適な用量・用法が得られるまでの時間は短縮しますか? | ||||||
HTU1 | 抗不整脈薬の血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU2 | 服薬後の経過時間と血中濃度値からピーク値とトラフ値の予測は可能でしょうか? | ||||||
HTU3 | どのようなときに血中濃度を測定すればよいのでしょうか? | ||||||
1.1 | Ⅰ群抗不整脈薬 | ||||||
HTU4 | Ⅰ群抗不整脈薬の中毒(副作用)域を教えてください | ||||||
HTU5 | 抗不整脈薬の血中濃度依存性の副作用にはどのようなものがありますか? | ||||||
HTU6 | 活性代謝物はどのように考えたらよいのでしょうか? | ||||||
1.2 | Ⅱ群抗不整脈薬 | ||||||
CQ4 | β遮断薬を使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
1.3 | Ⅲ群抗不整脈薬 | ||||||
CQ5 | アミオダロンを使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
CQ6 | アミオダロンを使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことにより心外性副作用は減少しますか? | ||||||
HTU7 | アミオダロンの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU8 | アミオダロン持続静注時に血中濃度モニタリングは必要でしょうか? | ||||||
HTU9 | デスエチルアミオダロン濃度は効果や安全性の指標になるのでしょうか? | ||||||
CQ7 | ソタロールを使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
HTU10 | ソタロールの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
1.4 | Ⅳ群抗不整脈薬(ベプリジル) | ||||||
CQ8 | ベプリジルを使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
HTU11 | ベプリジルの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
1.5 | 強心薬(ジゴキシン) | ||||||
CQ9 | ジゴキシンを使用している不整脈患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
CQ10 | ジゴキシンを使用している心不全患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
HTU12 | ジゴキシンの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU13 | 長期ジゴキシン治療中に血中濃度モニタリングを行う際には,どのくらいの間隔で採血をすればよいでしょうか? | ||||||
HTU14 | 血中ジゴキシン濃度の治療域はどのように設定すべきでしょうか? | ||||||
HTU15 | メチルジゴキシンの血中濃度モニタリングはジゴキシン濃度でよいのでしょうか? | ||||||
HTU16 | ジゴキシンの血中濃度モニタリングを実施する際には,内因性のジゴキシン様免疫反応陽性物質やジゴキシン様の化学構造を有する薬物に注意する必要はあるのでしょうか? | ||||||
HTU17 | ジギタリス中毒は血中ジゴキシン濃度に依存するのでしょうか? | ||||||
2. | 感染性心内膜炎時の抗菌薬 | ||||||
CQ11 | バンコマイシンを使用している感染性心内膜炎患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
CQ12 | アミノグリコシド系抗菌薬を使用している感染性心内膜炎患者に対し,血中濃度モニタリングを行うことは治療に有効ですか? | ||||||
HTU18 | バンコマイシンの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU19 | アミノグリコシド系抗菌薬の血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU20 | テイコプラニンの血中濃度モニタリングを行う際に,採血のタイミングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
3. | 特殊病態での変化 | ||||||
3.1 | 腎障害患者・血液透析患者 | ||||||
HTU21 | 腎障害患者・血液透析患者に抗不整脈薬を使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU22 | 腎障害患者・血液透析患者にジゴキシンを使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU23 | 感染性心内膜炎を合併した腎障害患者・血液透析患者にバンコマイシンを使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
3.2 | 肝硬変 | ||||||
HTU24 | 肝硬変患者に抗不整脈薬を使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
3.3 | 甲状腺機能障害 | ||||||
HTU25 | 甲状腺機能障害患者にジゴキシンを使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
3.4 | 高齢者 | ||||||
HTU26 | 高齢者に抗不整脈薬を使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU27 | 高齢者にピルシカイニドを使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
HTU28 | 高齢者にジゴキシンを使用する際には,血中濃度モニタリングはどのようにすればよいでしょうか? | ||||||
3.5 | 小児 | ||||||
HTU29 | 抗不整脈薬を小児に使用する場合,血中濃度治療域は成人と同じでしょうか? | ||||||
HTU30 | ジゴキシンを小児に使用する場合,血中濃度治療域は成人と同じでしょうか? | ||||||
HTU31 | 小児の感染性心内膜炎に対しグリコペプチド系あるいはアミノグリコシド系抗菌薬を使用する場合,血中濃度治療域は成人と同じでしょうか? | ||||||
3.6 | 妊婦・授乳婦 | ||||||
CQ13 | 抗不整脈薬の妊婦および授乳婦への適応と注意点について教えてください | ||||||
Ⅰ. | ガイドラインの概要 | ||||||
1. | ガイドラインの目的 | ||||||
2. | 本ガイドラインの使用上の注意 | ||||||
3. | Clinical Questionの選定と推奨グレード | ||||||
4. | 外部評価 | ||||||
5. | 今後の予定 | ||||||
6. | 利益相反 | ||||||
Ⅱ. | 薬物血中濃度モニタリング | ||||||
1. | 薬物血中濃度モニタリングの歴史 | ||||||
2. | 薬物血中濃度モニタリングに必要な薬物動態学 | ||||||
3. | 血中濃度測定法 | ||||||
4. | 薬物動態解析の方法 | ||||||
5. | 保険収載 | ||||||
Ⅲ. | 各論 | ||||||
1. | 抗不整脈薬 | ||||||
1.1 | Ⅰ群抗不整脈薬 | ||||||
1.2 | Ⅱ群抗不整脈薬 | ||||||
1.3 | Ⅲ群抗不整脈薬 | ||||||
1.4 | Ⅳ群抗不整脈薬(ベプリジル) | ||||||
1.5 | 強心薬(ジゴキシン) | ||||||
2. | 感染性心内膜炎時の抗菌薬 | ||||||
3. | 特殊病態での変化 | ||||||
3.1 | 腎障害患者・血液透析患者 | ||||||
3.2 | 肝硬変 | ||||||
3.3 | 甲状腺機能障害 | ||||||
3.4 | 高齢者 | ||||||
3.5 | 小児 | ||||||
3.6 | 妊婦・授乳婦 | ||||||
4. | 各薬の薬物動態一覧 | ||||||
5. | 各薬の薬物相互作用一覧 | ||||||
付表 | |||||||
文献 | |||||||
(無断転載を禁ずる) |