(旧版)女性下部尿路症状診療ガイドライン
はじめに
ガイドラインの対象患者・利用者・使用方法
本ガイドラインの対象患者はなんらかの下部尿路症状を訴える成人女性である。未成年女性と要介護高齢女性の症状は病態がかなり異なるので対象としなかった。利用者としては,泌尿器科医師を中心に,広く下部尿路症状を訴える患者の診療に携わる医師・看護師・保健師などの医療従事者を想定した。したがって,本文の記述は日本泌尿器科学会認定専門医(専門医)を含む医師のレベルとする一方,「初期診療」と「専門的診療」のための2 つの診療アルゴリズムを収載した。
前述のように,本ガイドラインは女性下部尿路症状の診療を網羅するように作成したが,必要に応じて,すでにある過活動膀胱,夜間頻尿, 間質性膀胱炎などのガイドライン3,4,6,8)も併せて参照・利用することが望まれる。また,本ガイドラインは女性下部尿路症状の診療の方向性を示唆するものであり,その法的基準を示すものではない。
前述のように,本ガイドラインは女性下部尿路症状の診療を網羅するように作成したが,必要に応じて,すでにある過活動膀胱,夜間頻尿, 間質性膀胱炎などのガイドライン3,4,6,8)も併せて参照・利用することが望まれる。また,本ガイドラインは女性下部尿路症状の診療の方向性を示唆するものであり,その法的基準を示すものではない。