発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版) がん薬物療法時の感染対策
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本ガイドラインは2018年11月27日に選定されています。発行から5年が経過していますが、この度、作成団体より掲載許諾を得られたため2023年3月7日付けで、本文公開することとなりました。
このガイドラインは書籍として発行されています。
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- ※このガイドラインは日本臨床腫瘍学会、南江堂より許可を得て掲載しています。
- ※書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
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目次
「発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版)」発刊にあたり | |||||||
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「発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版)」発刊によせて | |||||||
はじめに | |||||||
「発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン(改訂第2版)」の利益相反事項の開示について | |||||||
アルゴリズム | |||||||
略語一覧 | |||||||
[FNが起こった場合の評価] | |||||||
《解説》 | |||||||
1. | FNの定義 | ||||||
2. | FN発症のリスク因子 | ||||||
3. | FNの原因微生物 | ||||||
4. | FN患者の初期検査として推奨される検査 | ||||||
《CQ》 | |||||||
CQ1 | FNが重症化するリスク評価として,MASCCスコアは有用か? | ||||||
CQ2 | 血液培養を行う場合,異なる部位から2セット以上(好気性培養,嫌気性培養各1本を1セットとする)採血することは推奨されるか? | ||||||
CQ3 | 中心静脈カテーテル(CVC)を挿入した患者がFNを起こした場合,CVCと末梢静脈穿刺(PV)からの血液培養は推奨されるか? | ||||||
[FNの治療] | |||||||
《解説》 | |||||||
1. | FNの経験的治療 | ||||||
2. | 多剤耐性菌の感染対策 | ||||||
《CQ》 | |||||||
CQ4 | 重症化するリスクが高いFN患者に対して,β-ラクタム薬の単剤治療は推奨されるか? | ||||||
CQ5 | 重症化するリスクが低いFN患者に対して,経口抗菌薬による治療は可能か? | ||||||
CQ6 | 重症化するリスクが低いFN患者に対して,外来治療は可能か? | ||||||
CQ7 | 初期治療で解熱したが好中球減少が持続する場合,抗菌薬の変更・中止は可能か? | ||||||
CQ8 | 初期治療開始後3~4日経過してもFNが持続する場合,全身状態が良好であれば,同一抗菌薬の継続が可能か? | ||||||
CQ9 | FNを発症した患者に対して,G-CSF投与は推奨されるか? | ||||||
CQ10 | 重症化するリスクが高いFN患者に対して,ガンマグロブリン製剤の投与は推奨されるか? | ||||||
CQ11 | CVCを挿入した患者がFNを起こした場合,カテーテルの抜去は推奨されるか? | ||||||
[FNおよびがん薬物療法時に起こる感染症の予防] | |||||||
《解説》 | |||||||
1. | がん薬物療法時の環境予防策 | ||||||
2. | がん薬物療法レジメンごとのFN発症率 | ||||||
《CQ》 | |||||||
CQ12 | がん薬物療法を行う場合,どのような患者に抗菌薬の予防投与が推奨されるか? | ||||||
CQ13 | がん薬物療法を行う場合,どのような患者にG-CSF一次予防は推奨されるか? | ||||||
CQ14 | がん薬物療法を行う場合,どのような患者に抗真菌薬の予防投与は推奨されるか? | ||||||
CQ15 | がん薬物療法を行う場合,どのような患者にニューモシスチス肺炎(PCP)に対する予防投与は推奨されるか? | ||||||
CQ16 | がん薬物療法を行う場合(同種造血幹細胞移植は除く),どのような患者に抗ヘルペスウイルス薬の予防投与は推奨されるか? | ||||||
CQ17 | がん薬物療法を行う場合,B型肝炎のスクリーニングは行うべきか? | ||||||
CQ18 | がん薬物療法を行う場合,結核のスクリーニングは行うべきか? | ||||||
CQ19 | がん薬物療法を受けている患者にインフルエンザワクチン接種は推奨されるか? | ||||||
CQ20 | がん薬物療法を受けている患者に肺炎球菌ワクチン接種は推奨されるか? | ||||||
索引 |