(旧版)線維筋痛症診療ガイドライン 2011

 
 
5章 治療
4b.薬物療法:向精神薬などの精神科的治療

3.ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)
arrow ミルタザピン*エビデンスIIb 推奨度B)は,シナプス前α2-自己受容体とヘテロ受容体に対してアンタゴニストとして作用し,ノルアドレナリンとセロトニンの神経伝達を増強する。ミルタザピンの線維筋痛症のオープントライアルの報告がある。26症例を対象に用量15〜30mg/日にて6週間観察し,40%以上疼痛が改善した症例が54%,40%以上睡眠障害が改善した症例は73%,40%以上疲労感が改善した症例は50%であった。副作用として多かったのは,眠気と体重増加であった8,9)

 

 
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