(旧版)がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン 2014年版
本文
本文は外部サイトでご覧ください。
※改訂版の発行に伴い、リンク先が変更されている場合があります。
- ※このガイドラインは、日本緩和医療学会及び金原出版より許可を得て掲載しています。
※このガイドラインの改訂版が発行されています。 |
目次 | ||||
I章 はじめに |
||||
1 | ガイドライン作成の経緯と目的 |
|||
1. | 2010 年版ガイドライン作成の経緯 | |||
2. | 2014 年版ガイドライン改訂の経緯 | |||
3. | ガイドラインの目的 | |||
2 | ガイドラインの使用上の注意 |
|||
1. | ガイドラインの使用上の注意 | |||
2. | ガイドラインの構成とインストラクション | |||
3. | 日本緩和医療学会の他の教育プログラムとの関連 | |||
3 | 推奨の強さとエビデンスレベル | |||
1. | エビデンスレベル | |||
2. | 推奨の強さ | |||
3. | エビデンスレベルと推奨の強さの臨床的意味 | |||
4 | 用語の定義と概念 | |||
このページの先頭へ | ||||
II章 背景知識 | ||||
1 | がん疼痛の分類・機序・症候群 | |||
1. | 痛みの性質による分類 | |||
[1] 体性痛 | ||||
[2] 内臓痛 | ||||
[3] 神経障害性疼痛 | ||||
2. | 痛みのパターンによる分類 | |||
[1] 持続痛 | ||||
[2] 突出痛 | ||||
3. | 痛みの臨床的症候群 | |||
[1] がんによる痛みの症候群 | ||||
[2] がん治療による痛みの症候群 | ||||
2 | 痛みの包括的評価 | |||
1. | 痛みの原因の評価 | |||
[1] 身体所見 | ||||
[2] 画像所見 | ||||
2. | 痛みの評価 | |||
[1] 日常生活への影響 | ||||
[2] 痛みのパターン | ||||
[3] 痛みの強さ | ||||
[4] 痛みの部位 | ||||
[5] 痛みの経過 | ||||
[6] 痛みの性状 | ||||
[7] 痛みの増悪因子と軽快因子 | ||||
[8] 現在行っている治療の反応 | ||||
[9] レスキュー薬の効果と副作用 | ||||
[10] 患者の痛みや痛みの治療に関する心理社会的な評価 | ||||
3 | WHO 方式がん疼痛治療法 | |||
1. | WHO 方式がん疼痛治療法とは | |||
2. | 目標の設定 | |||
3. | 鎮痛薬の使用法 | |||
[1] 経口的に(by mouth) | ||||
[2] 時刻を決めて規則正しく(by the clock) | ||||
[3] 除痛ラダーにそって効力の順に(by the ladder) | ||||
[4] 患者ごとの個別的な量で(for the individual) | ||||
[5] その上で細かい配慮を(with attention to detail) | ||||
4. | WHO 方式がん疼痛治療法の有効性と課題 | |||
4 | 薬理額的知識 | |||
1 | オピオイド | |||
1. | オピオイドとは何か―薬理学的特徴 | |||
[1] オピオイドとは | ||||
[2] オピオイド受容体の構造と情報伝達 | ||||
[3] オピオイド受容体を介した薬理作用 | ||||
2. | 国内で利用可能なオピオイドとその特徴 | |||
[1] 製剤の特徴 | ||||
3. | 投与経路の変更 | |||
[1] 経口投与 | ||||
[2] 直腸内投与 | ||||
[3] 経皮投与 | ||||
[4] 持続皮下注 | ||||
[5] 持続静注 | ||||
[6] 筋肉内投与 | ||||
[7] 経口腔粘膜投与 | ||||
4. | オピオイドスイッチング | |||
[1] オピオイドスイッチング | ||||
[2] オピオイドスイッチングの実際 | ||||
5. | 換算表 | |||
6. | 各オピオイドの薬理学的特徴 | |||
[1] 麻薬性鎮痛薬 | ||||
[2] 麻薬拮抗性鎮痛薬 | ||||
7. | 特殊な病態でのオピオイドの選択 | |||
[1] 腎機能障害 | ||||
[2] 透析 | ||||
[3] 肝機能障害 | ||||
8. | オピオイドによる副作用と対策―消化器系の副作用と対策 | |||
[1] 悪心・嘔吐 | ||||
[2] 便秘 | ||||
9. | オピオイドによる副作用と対策―その他の副作用と対策 | |||
[1] 眠気 | ||||
[2] せん妄・幻覚 | ||||
[3] 呼吸抑制 | ||||
[4] 口内乾燥 | ||||
[5] そう痒症 | ||||
[6] 排尿障害 | ||||
[7] ミオクローヌス | ||||
[8] 痛覚過敏 | ||||
[9] 心血管系の副作用 | ||||
10. | オピオイドに与える影響・薬物相互作用 | |||
[1] 薬物相互作用とは | ||||
[2] オピオイド使用時に注意すべき相互作用 | ||||
[3] 特にモルヒネ・オキシコドン・フェンタニル・メサドン使用時に注意すべき相互作用 | ||||
11. | 非ステロイド性消炎鎮痛薬使用時に注意すべき相互作用 | |||
12. | オピオイドと食事の影響 | |||
13. | 精神依存・身体依存・耐性 | |||
[1] 定義 | ||||
[2] 薬理学的基盤 | ||||
[3] 臨床 | ||||
2 | 非オピオイド鎮痛薬 | |||
1. | 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs) | |||
[1] 薬理学的特徴 | ||||
[2] 副作用 | ||||
2. | アセトアミノフェン | |||
[1] 薬理学的特徴 | ||||
[2] 用法・用量 | ||||
[3] 副作用 | ||||
3 | 鎮痛補助薬 | |||
1. | 鎮痛補助薬の定義 | |||
2. | 鎮痛補助薬の概要 | |||
3. | 各鎮痛補助薬の特徴 | |||
[1] 抗うつ薬 | ||||
[2] 抗けいれん薬 | ||||
[3] 局所麻酔薬・抗不整脈薬 | ||||
[4] NMDA 受容体拮抗薬 | ||||
[5] 中枢性筋弛緩薬 | ||||
[6] コルチコステロイド | ||||
[7] ベンゾジアゼピン系抗不安薬 | ||||
[8] ビスホスホネート、デノスマブなどのbone-modifying agents(BMA) | ||||
[9] その他 | ||||
5 | 麻薬に関する法的・制度的知識 | |||
1. | 麻薬の取り扱いに関する一般的事項 | |||
[1] 麻薬免許証 | ||||
[2] 麻薬管理 | ||||
[3] 麻薬の施用・交付 | ||||
[4] 麻薬の廃棄 | ||||
[5] 麻薬管理における事故・盗難 | ||||
2. | 麻薬に関するよくある質問 | |||
[1] 病院・診療所での取り扱いについて | ||||
[2] 薬局での取り扱いについて | ||||
[3] 在宅医療での取り扱いについて | ||||
[4] 麻薬に関する問い合わせ先 | ||||
6 | 患者のオピオイドについての認識 | |||
1. | 患者はオピオイドをどうとらえているか | |||
[1] オピオイドに対する患者の心配は何か | ||||
2. | オピオイドの誤解についての医学的真実 | |||
[1] 「 オピオイドを使用すると麻薬中毒になる」という誤解 | ||||
[2] 「 オピオイドを使用すると寿命が縮まる」という誤解 | ||||
3. | オピオイドの服薬指導 | |||
[1] 服薬指導におけるコミュニケーション | ||||
[2] 痛みとオピオイドに関する正しい認識 | ||||
[3] オピオイドによる疼痛マネジメントと服薬指導 | ||||
7 | がん疼痛マネジメントを改善するための組織的な取り組み | |||
1. | 海外での取り組み | |||
[1] 医療従事者への教育 | ||||
[2] がん疼痛アセスメントのルーチン業務化 | ||||
[3] がん疼痛治療の監査(audit)と医療従事者へのフィードバック | ||||
[4] コンピューターを用いた診療支援システム(CDSS) | ||||
[5] 専門家・専門チームへの相談 | ||||
[6] 地域に対する介入 | ||||
2. | 国内での取り組み | |||
[1] がん対策基本法とPEACE プロジェクト | ||||
[2] ELNEC-J コアカリキュラム看護師教育プログラムにおける痛みのマネジメント教育 | ||||
8 | 薬物療法以外の痛み治療法 | |||
1 | 放射線治療 | |||
1. | がん疼痛治療における放射線治療概論 | |||
[1] がん疼痛治療における放射線治療の基本的な考え方 | ||||
[2] 放射線治療の種類 | ||||
2. | 代表的ながん疼痛治療に対する放射線治療 | |||
[1] 有痛性骨転移に対する放射線治療 | ||||
[2] 脳転移に対する放射線治療 | ||||
[3] その他のがん疼痛に対する放射線治療 | ||||
2 | 神経ブロック | |||
1. | 神経ブロック総論 | |||
[1] 神経ブロックとは | ||||
[2] 利点と欠点 | ||||
[3] 適応と禁忌 | ||||
[4] 神経ブロックの課題 | ||||
2. | 神経ブロック各論 | |||
[1] 腹腔神経叢ブロック、内臓神経ブロック | ||||
[2] 下腸間膜動脈神経叢ブロック | ||||
[3] 上下腹神経叢ブロック | ||||
[4] クモ膜下鎮痛法 | ||||
[5] 硬膜外鎮痛法 | ||||
3 | 経皮的椎体形成術(骨セメント) | |||
1. | 経皮的椎体形成術の概要 | |||
2. | 適応 | |||
3. | 手技の概要 | |||
4. | 成績 | |||
5. | 本邦の状況と椎体形成術の扱い | |||
このページの先頭へ | ||||
III章 推奨 | ||||
● | 概念の概要 | |||
1 | 共通する疼痛治療 | |||
1 | 鎮痛薬が投与されていない軽度の痛みのあるがん患者 | |||
●鎮痛薬が投与されていない軽度の痛みのあるがん患者に対して、有効な治療は何か? | ||||
2 | 非オピオイド鎮痛薬で十分な鎮痛効果が得られない、または、中等度以上の痛みのあるがん患者 | |||
●非オピオイド鎮痛薬で十分な鎮痛効果が得られない、または、中等度以上の痛みのあるがん患者に対して、有効な治療は何か? | ||||
3 | オピオイドが投与されている患者 | |||
(1)オピオイドが投与されている患者で、持続痛が緩和されていない場合、有効な治療は何か? | ||||
(2)オピオイドが投与されている患者で、突出痛が緩和されていない場合、有効な治療は何か? | ||||
2 | オピオイドによる副作用 | |||
1 | 悪心・嘔吐 | |||
●オピオイドが投与された患者において、悪心・嘔吐が発現した時に有効な治療は何か? | ||||
2 | 便秘 | |||
●オピオイドが投与された患者において、便秘が発現した時に有効な治療は何か? | ||||
3 | 眠気 | |||
●オピオイドが投与された患者において、眠気が発現した時に有効な治療は何か? | ||||
4 | せん妄 | |||
●オピオイドが投与された患者において、せん妄が発現した時に有効な治療は何か? | ||||
3 | がん疼痛マネジメントにおける患者教育 | |||
●がん疼痛マネジメントを受けている患者に、疼痛マネジメントについて教育を行うことは有効か? | ||||
4 | 特定の病態による痛みに対する治療 | |||
1 | 神経障害性疼痛 | |||
●がんによる神経障害性疼痛に対する有効な治療は何か? | ||||
2 | 骨転移による痛み | |||
●骨転移による痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
3 | 膵臓がんなどによる上腹部の痛み | |||
●膵臓がんなどによる上腹部の痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
4 | 胸部の痛み | |||
●胸部の痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
5 | 直腸がんなどによる会陰部の痛み | |||
●直腸がんなどによる会陰部の痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
6 | 悪性腸腰筋症候群による痛み | |||
●悪性腸腰筋症候群による痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
7 | 消化管閉塞による痛み | |||
●消化管閉塞による痛みに対する有効な治療は何か? | ||||
このページの先頭へ | ||||
Ⅳ章 資料 | ||||
1 | 作成過程 | |||
1. | 2010 年版の作成過程 | |||
[1] 概要 | ||||
[2] 臨床疑問の設定 | ||||
[3] 系統的文献検索 | ||||
[4] ガイドラインと教科書 | ||||
[5] 妥当性の検証 | ||||
[6] 緩和医療学会の承認 | ||||
[7] ガイドライン作成者 | ||||
2. | 2014 年版の作成過程 | |||
[1] 概要 | ||||
[2] 臨床疑問の設定 | ||||
[3] 系統的文献検索 | ||||
[4] ガイドライン | ||||
[5] 妥当性の検証 | ||||
[6] 緩和医療学会の承認 | ||||
[7] ガイドライン作成者と利益相反 | ||||
2 | 文献の検索式 | |||
1. | 2010 年版の文献検索式 | |||
2. | 2014 年版の文献検索式 | |||
3 | 今後の検討課題 | |||
1. | 2010 年版での今後の検討課題 | |||
[1] 2010 年版のガイドラインでは、対応しなかったことについて | ||||
[2] 背景知識、用語の定義について | ||||
[3] 今後の検討や、新たな研究の必要なこと | ||||
2. | 2014 年版での新たな検討課題 | |||
[1] 今回のガイドラインでは、対応しなかったことについて | ||||
4 | 海外他機関による疼痛ガイドラインの抜粋 | |||
1. | 成人のがん疼痛:NCCN の臨床ガイドライ ン(Web, 2012) | |||
2. | がん疼痛に対するオピオイドの使用:エビデンスに基づいたEAPC の推奨(Lancet Oncol, 2012) | |||
3. | がん疼痛のマネジメント:ESMO の臨床ガイドライン(Ann Oncol, 2012) | |||
4. | 経口モルヒネの副作用対策:エビデンスに基づいたEAPC のレポート(JCO, 2001) | |||
5. | 突出痛:EAPC のコンセンサスレポート(Cancer, 2002) | |||
6. | がん疼痛におけるモルヒネと代替オピオイド:EAPC の推奨(BJC, 2001) | |||
7. | がん疼痛のマネジメント:ESMO の臨床的推奨(Ann Oncol, 2007) | |||
8. | 肺がんの緩和ケア:エビデンスに基づいたACCP の臨床ガイドライン(Chest, 2007) | |||
ガイドラインプール・リスト | ||||
索引 | ||||
このページの先頭へ |