(旧版)歯科診療における静脈内鎮静法ガイドライン

 

 

1.総論・基礎知識

4)監視下鎮静(麻酔)管理とは

アメリカ麻酔科学会(ASA)は、監視下鎮静(麻酔)管理(monitored anesthesia care; MAC)を「持続的な麻酔科医の監視下でなければ苦痛を緩和できないか、あるいは安全に行うことができないような治療的または診断的な操作のための麻酔学的管理である」と定義している1)
抗不安作用、催眠作用、鎮痛作用、健忘作用などを有した薬剤を単独あるいは多剤で使用し、各種のモニタ下で医療者が監視しながら最も効果的な鎮静法を行う方法であり、歯科診療における静脈内鎮静法の基本コンセプトとも一致する。安全性確保のために、MAC下で予定されている手術患者の術前評価は、全身麻酔を受ける患者と同程度のものが必要であり、患者の鎮静度の評価や不安の軽減、また治療への協力を得るためには患者とのコミュニケーションと注意・観察が不可欠である。口頭での指示に反応しないような深鎮静まで鎮静度が必要な場合は、静脈内鎮静法だけに頼らず安全確保の確実な環境を整えて全身麻酔も考慮すべきである。

文献

1) Hillier SC (Barash PG, Cullen BF, Stoelting RK ed): Chapter 47 Moniterd anesthesia care (Clinical Anesthesia Third Edtion). Lippincott-Raven Publishers, Philadelphia, 1996;1159-1171.


 

 
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