(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
bDMARD(生物学的製剤)5
CQ45 | セルトリズマブはRAの疾患活動性制御に有効か? | |
CQ46 | セルトリズマブはRAの関節破壊制御に有効か? | |
CQ47 | セルトリズマブはRAの機能障害制御に有効か? | |
CQ48 | セルトリズマブはRA患者に使用した際,有害事象による薬剤中止を増加させるか? | |
CQ49 | セルトリズマブはRA患者に使用した際,重篤な有害事象を増加させるか? | |
CQ50 | セルトリズマブはRA患者に使用した際,感染症を増加させるか? | |
CQ51 | セルトリズマブはRA患者に使用した際,死亡を増加させるか? | |
推奨18 | 疾患活動性を有するRA患者に対してセルトリズマブ投与を推奨する。ただし個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を決めるべきである。 | |
推奨の強さ:強い 同意度:4.79 |
解説 CQ45〜51
セルトリズマブはわが国で5番目に発売されたTNF阻害薬であり,基本的には先行薬剤と同様のプロファイルを有すると考えられる。他のTNF阻害薬と異なりFc部分がなくペグ化されているため長期作用に加え,中和抗体や注射部位反応などの副反応の軽減作用が期待されている。bDMARD(生物学的製剤)のなかでの製剤選択および症例選択はいまだ検討中の課題であり,また安全性に関するエビデンスレベルは有効性に関するエビデンスと比べいまだ十分とはいえず,個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を慎重に決定するべきであることを強調したい。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
References 2
▶追加解析に用いた文献など
1) | なし |