(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
bDMARD(生物学的製剤)1
CQ17 | インフリキシマブはRAの疾患活動性制御に有効か? | |
CQ18 | インフリキシマブはRAの関節破壊制御に有効か? | |
CQ19 | インフリキシマブはRAの機能障害制御に有効か? | |
CQ20 | インフリキシマブはRA患者に使用した際,有害事象による薬剤中止を増加させるか? | |
CQ21 | インフリキシマブはRA患者に使用した際,重篤な有害事象を増加させるか? | |
CQ22 | インフリキシマブはRA患者に使用した際,感染症を増加させるか? | |
CQ23 | インフリキシマブはRA患者に使用した際,死亡を増加させるか? | |
推奨14 | 疾患活動性を有するRA患者に対してインフリキシマブ投与を推奨する。ただし個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を決めるべきである。 | |
推奨の強さ:強い 同意度:4.95 |
解説 CQ17〜23
インフリキシマブはわが国で最初に発売されたTNF阻害薬であり,最もエビデンスの豊富なbDMARD(生物学的製剤)と考えられる。しかしbDMARD(生物学的製剤)のなかでの製剤選択および症例選択はいまだ検討中の課題であり,また安全性に関するエビデンスレベルは有効性に関するエビデンスと比べいまだ十分とはいえず,個々の患者のリスクとベネフィットを勘案して適応を慎重に決定するべきであることを強調したい。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
References 2
▶追加解析に用いた文献など
1) | なし |