(旧版)関節リウマチ診療ガイドライン 2014
第2章 関節リウマチ診療ガイドライン2014 |
MTX 3
CQ5 | RA患者において,MTX1回投与は複数回投与に比較して有用性が高いか? | |
推奨3 | MTX1回投与,分割投与のいずれも推奨する。 | |
推奨の強さ:弱い 同意度:4.39 |
解説 CQ5
RA患者におけるMTX投与方法(1回投与がよいか,分割投与がよいか)の有用性に関するエビデンスは,いずれも臨床試験のサンプル数,報告された臨床試験数自体が少ないため,十分なものとはいえないが,現時点では投与方法の違いによる効果や副作用に有意な差はなく,弱い推奨となった。
日常臨床におけるMTXの投与方法は医師によりさまざまで,エビデンスが求められている。投与回数の減少によるコンプライアンスの改善が期待されるが,1回内服用量の増加での消化管症状などの副作用の出現もあり,今後,日本人における投与方法のエビデンスを確立する必要がある。
References 1
▶CQ作成時の基本となったシステマティックレビュー
1) | なし |
References 2
▶追加解析に用いた文献など