有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

 
総括表 前立腺がん検診の推奨グレード


検査方法 証拠 推奨 表現
直腸診 2- I 死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、対策型検診として実施することは勧められない。任意型検診として実施する場合には、効果が不明であることと不利益について適切に説明する必要がある。
前立腺特異抗原(PSA) 1-/2- I 前立腺特異抗原(PSA)検査は、前立腺がんの早期診断をする上で有用な検査である。しかし、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が現状では不十分であるため、現在のところ対策型検診として実施することは勧められない。任意型検診として実施する場合には、効果が不明であることと過剰診断を含む不利益について適切に説明する必要がある。現在、重要な研究が進行中であるため、それらの研究の結果が明らかになり次第、速やかに改訂を検討する。
  • ※証拠のレベル・推奨グレードは、表2及び表3参照。
  • ※検査方法は、単独法のみを対象としている。


【参照】
VI.考察 3. 推奨決定に至る論点

 

 
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