(旧版)科学的根拠に基づく「快適な妊娠出産のためのガイドライン」
Research Question
RQ11 CTG(胎児の健康状態を診る)
背景
分娩開始により産婦が入院してきた時にCTGモニターを行い胎児well-being(健康状態)を確認することは広く行われている。CTGモニターの胎児well-being悪化の検出精度は高いが、反面、産婦の自由度を制限することとなり、出産における快適性の点では劣る面もある。
一方、入院時にドプラ装置を用いて間歇的に児心音を聴取し胎児well-beingを評価することは、産婦の快適性を損ねないという点で望ましい方法であるが、母児の安全の確保の点で不安がある。分娩において最重要視されるべきは母児の安全という点であり、この点が担保されているか否かを2つの方法で比較することが必要である。
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