(旧版)不整脈の非薬物治療ガイドライン(2006年改訂版)

 
IV.カテーテルアブレーション

 
(6)心室頻拍

Class I:
  1. 症状を有する特発性心室頻拍で薬物治療が無効,または副作用のため使用不能または患者が薬物治療を希望しない場合
  2. 植込み型除細動器植込み後に除細動通電が頻回に作動し,薬物治療が無効または副作用のため使用不能な心室頻拍
Class IIa:
  1. 症状を有する器質的心疾患に伴う単形性持続性心室頻拍

特発性心室頻拍に対するカテーテルアブレーションの手技は心筋深層部起源のもの以外については確立し,成績も安定している184,185,186,187,188,189,190,191).しかし,心筋梗塞や心筋症などの器質的心疾患を伴う心室頻拍はアブレーションが困難であり,たとえ治療に成功したとしても基礎心疾患の進行による不整脈基盤の変化や病状の悪化により不整脈の再発が多い192,193,194,195,196,197,198).最近の大規模試験による結果では,突然死の予防という目的では,植込み型除細動器が確実な方法であることが明らかにされている.

 

 
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