(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版
序
6.本ガイドラインの構成
5つの「分野」に分け,それぞれ3〜6の「CQ」を設定した。CQ毎に「文献検索と文献採択」において,文献の検索のデータベース,検索期間,検索日,検索方式,検索件数の記載をした。そして各CQに従って,「推奨」「エビデンス」「明日への提言」「引用文献」を記載した。「推奨」においては勧告事項をその推奨度(グレード)とともに示した。また,「推奨」の科学的根拠を「エビデンス」として示した。膵癌は乳癌や胃癌などのように診断や治療に対するRCTなどの情報が少なく,今後に残された消化器癌である特殊性のため,RCTはないが,今後につながりそうな試みや作成者の個人的意見などを“明日への提言”として挿入した。
エビデンスレベルと推奨度(グレード)の決定法は以下に示した。