(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

 
 


2.本ガイドラインを使用する場合の注意事項

本ガイドラインはエビデンスに基づき記載しており,それに基づいて推奨度を決定した。膵癌は乳癌や胃癌などのように診断や治療に対するRCTなどの情報が少なく,今後に残された消化器癌である特殊性のため,RCTはないが今後につながりそうな試みや作成員の個人的意見などを“明日への提言”として挿入した。また,記載内容が多岐にわたるので読者が利用しやすいように巻末に索引を設けた。
ガイドラインはあくまでも最も標準的な作成時点での指針であり,実際の診療行為を強制するものではなく,最終的には施設の状況(人員,経験,機器等)や個々の患者の個別性を加味して対処法を患者,家族と治療にあたる医師との話し合いで決定すべきである。また,ガイドラインの記述の内容に関しては膵臓学会が責任を負うものとするが,治療結果についての責任は直接の治療担当者に帰属すべきもので,日本膵臓学会および本ガイドライン作成小委員会は責任を負わない。なお,本文中の薬剤使用量などは成人を対象としたものである。

 

 
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ガイドライン解説

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