(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)
ガイドライン各論
CQ9 体位変換・ポジショニング
Clinical Question | 推奨度 | 推奨文 | ||
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予防ケア | CQ 9.1 | ベッド上では,何時間ごとの体位変換が褥瘡予防に有効か | C1 | 基本的に2時間ごとの(2時間を超えない)体位変換を行ってもよい。 |
CQ 9.2 | 体圧分散マットレスを使用する場合,何時間ごとの体位変換が褥瘡予防に有効か | C1 | 粘弾性フォームマットレスを使用する場合には,体位変換間隔は4時間を超えない範囲で行ってもよい。 | |
C1 | 上敷二層式エアマットレスを使用する場合には,体位変換間隔は4時間を超えない範囲で行ってもよい。 | |||
CQ 9.3 | ベッド上の体位変換では,どのようなポジショニングが褥瘡予防に有効か | C1 | 30度側臥位,90度側臥位ともに行ってもよい。 | |
CQ 9.4 | 重症集中ケアを必要とする患者にはどのような体位変換が褥瘡予防に有効か |
C1 | ローリング機能付き特殊ベッドによる体位変換を行ってもよい。 | |
発生後ケア | CQ 9.5 | 臀部の褥瘡を保有する患者には,どのようなポジショニングが褥瘡治癒促進に有効か | C1 | 30度側臥位・頭部挙上位以外のポジショニングを行ってもよい。 |