(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)
ガイドライン各論
CQ5 リハビリテーション
【CQ 5.2】
脊髄損傷者の褥瘡予防にはどのような方法が有効か
【推奨文】
接触圧を確認しながら指導してもよい。
【推奨度】 C1
脊髄損傷者の褥瘡予防にはどのような方法が有効か
【推奨文】
接触圧を確認しながら指導してもよい。
【推奨度】 C1
【解説】
リハビリテーション専門職が慢性期脊髄損傷者の褥瘡に対して,接触圧を確認しながら指導した場合と指導しない場合とで,褥瘡治癒後に退院し褥瘡で再入院するまでの再発期間について比較検討した1)。その結果,接触圧を確認した場合には再発率が有意に低かった(p<0.02)。また,国内の複数のリハビリテーションセンターで行われた脊髄損傷者の褥瘡予防に関する症例報告が3編2-4)ある。特に,臀部全体の接触圧を測定できるシート状の測定装置は,上記指導時の患者へのフィードバックとして重要な役割を果たしている1,3,4)。以上より,推奨度C1とした。
【文献】