(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)
ガイドライン各論
CQ5 リハビリテーション
【CQ 5.1】
慢性期脊髄損傷者の褥瘡発生にはどのような要因があるか
【推奨文】
褥瘡の病歴がある場合,再発に注意することが勧められる。
【推奨度】 B
慢性期脊髄損傷者の褥瘡発生にはどのような要因があるか
【推奨文】
褥瘡の病歴がある場合,再発に注意することが勧められる。
【推奨度】 B
【解説】
慢性期脊髄損傷者の褥瘡要因に関して,システマティックレビュー1)が1編ある。褥瘡発生要因として強いエビデンスがあるものは,女性より男性,受傷後長い期間,不全損傷より完全損傷,深部静脈血栓あり,肺炎あり,褥瘡歴あり,であった。また年齢と損傷レベルについては相関がないことが示された。褥瘡は14年以内にすべて再発するという報告2)や,褥瘡の再発が敗血症や死亡原因になるとの報告3)が国内にある。これらより,特に再発は重要と考え推奨度Bとした。
【文献】