(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)
ガイドライン各論
CQ4 全身管理
【CQ 4.6】
抗菌薬の全身投与が必要な感染褥瘡において,どのような抗菌薬の使用が適切か
【推奨文】
すみやかに想定される起炎菌に適応した抗菌薬の投与を考慮し,感受性試験の結果に基づき,より適切な抗菌薬を投与する。
【推奨度】 C1
抗菌薬の全身投与が必要な感染褥瘡において,どのような抗菌薬の使用が適切か
【推奨文】
すみやかに想定される起炎菌に適応した抗菌薬の投与を考慮し,感受性試験の結果に基づき,より適切な抗菌薬を投与する。
【推奨度】 C1
【解説】
感染を有する褥瘡に抗菌薬の全身投与を行う際に,どのような抗菌薬が最も適しているかを比較した研究はない。NPUAP/EPUAP合同ガイドラインには,「抗菌薬は疑われる,または確定できた病原菌の感受性に基づき選択されるべきである。生命の危険がある場合は,経験的に予想される菌種に対する抗菌薬を投与し,確定的な培養結果が得られた後に再評価する。」と述べられている1)。本ガイドラインでも,想定される起炎菌に適応した抗菌薬をすみやかに投与することを推奨する。
【文献】