(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)
ガイドライン各論
CQ2 ドレッシング材
【CQ 2.1】
急性期の褥瘡にはどのようなドレッシング材を用いたらよいか
【推奨文】
毎日の観察を怠らないようにし,創面保護を目的として,ポリウレタンフィルムや真皮に至る創傷用ドレッシング材のなかでも貼付後も創が視認できるドレッシング材を用いてもよい。
【推奨度】 C1
急性期の褥瘡にはどのようなドレッシング材を用いたらよいか
【推奨文】
毎日の観察を怠らないようにし,創面保護を目的として,ポリウレタンフィルムや真皮に至る創傷用ドレッシング材のなかでも貼付後も創が視認できるドレッシング材を用いてもよい。
【推奨度】 C1
【解説】
急性期褥瘡に対するドレッシング材の使用に関してはエキスパートオピニオンに留まっている1)。急性期褥瘡の場合は,褥瘡の発生原因を追求することが重要である。急性期の局所病態は急激に変化することがあるので,褥瘡部を頻回に観察することが大切である。よって,創の状態を透見できるドレッシング材を用いることが望ましい。
ポリウレタンフィルムは摩擦,ずれより発赤部位を保護する目的で使用する。貼付の際には,貼付部位の洗浄を行い清潔な皮膚へ使用し,急激な変化があれば適宜交換し,最低でも1週間を限度に交換する。
【文献】
1) | 川上重彦, 島田賢一:急性期褥瘡の治療. Modern Physician, 28(4):506-507, 2008.(レベルVI) |