(旧版)褥瘡予防・管理ガイドライン(第3版)

 
ガイドライン各論

CQ1 外用剤

【CQ 1.3】
発赤・紫斑にはどのような外用剤を用いたらよいか

【推奨文】
創面の保護が大切であり,ジメチルイソ プロピルアズレン,白色ワセリンを用いてもよい。

【推奨度】 C1

【解説】
発赤・紫斑に対してはエキスパートオピニオンのみであるが,創面保護を重視した治療を行うことが多く,ドレッシング材の使用が主体となる。外用剤を用いる場合は,創面保護作用により創傷治癒を促進する白色ワセリンもしくはこれを基剤とするものが用いられる。ジメチルイソプロピルアズレンは白色ワセリンを基剤とし,抗炎症作用と浮腫抑制作用を有する1)とされ,発赤・紫斑に対して用いられるが,その作用は弱い。

【文献】
1) 中村家政, 尾崎正若, 渡辺敏, ほか:Azulen の抗炎症作用について. 臨皮泌, 12(7):769-778, 1958.(レベルVI)


 

 
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